レバラン前の風物詩:インドネシアで新札交換サービスが延長・拡大

文化・宗教

インドネシア銀行(BI)は、レバラン(断食明け大祭)に向けた新札交換プログラム「SERAMBI 2026」への高い需要を受け、交換スケジュールと予約枠の拡大を発表しました。

「SERAMBI 2026」プログラムを拡大

BIは、国民がスムーズに新札を手にできるよう、デジタルプラットフォームを活用した大規模な供給体制を整えています。

  • 予約開始スケジュール:
    • ジャワ島地域: 2月24日より予約開始
    • ジャワ島外地域: 2月27日より予約開始
  • 予約方法: BI専用アプリ「PINTAR」を通じてオンライン予約が可能
  • 供給規模: 総額185.6兆ルピア相当の流通適格紙幣を準備
  • ネットワーク: 全国2,883か所の交換拠点、計8,755のサービス窓口を設置

レバランに新札を求める伝統

インドネシアでは、イドゥルフィトリの帰省(ムディック)の際、親戚や子供たちに現金を贈る習慣があります。

  • 新札の意義: 新しいお札で贈ることが礼儀とされており、この時期は現金需要が極端に高まります。
  • 交換パッケージ: 1パックあたり530万ルピアの交換サービスが提供され、帰省準備の重要なステップとなっています。

経済への影響

この時期の巨額な現金流通は、国内の個人消費を強力に押し上げます。同時に、BIによる流動性管理がマーケットの注目を集める時期でもあります。


✍ 筆者あとがき:ジャカルタの渋滞と新札の香り

ジャカルタに住んでいると、レバランは単なる宗教行事以上の「責任」を感じる時期でもありますよね。THR(宗教手当)と一緒に、このBIが供給する「ピン札」をポチ袋に入れてドライバーさんやアパートのスタッフに手渡す。その時の彼らの誇らしげな顔を見たくて、私たちも必死に新札を工面するわけです。
アプリで予約枠を奪い合う今の光景は近代的ですが、その根底にある「新札でなければ」という強いこだわりは、どんなにデジタル化が進んでも変わらないインドネシアの愛すべき泥臭さだと感じます。

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